レスリー・チャン、トニー・レオン、チャン・チェンなどが出演する「同性愛」をテーマとする香港映画（1997年）で、ウォン・カーワイ監督の代表作の一つです。

日本でも大々的に。。。というよりは「コッソリ」一部の限定された映画館で公開されていましたが、取り上げられているテーマのせいでしょうか。

いきなりレスリー・チャンとトニー・レオンの激しい絡みのシーンから始まり。。。どうなることやら。。。と思うのですが、激しいシーンは最初だけで、あとは「心の葛藤」に重点を置いた展開となります。

レスリー・チャンとトニー・レオンの「好き」という感情と、うまく思いが伝わらない「もどかしさ」といった恋愛感情がうまく映像化されていると思います。

「同性愛」というと、拒否感を感じる方もいると思いますが、男女間とは違って「子供が出来て生活を支えあう」といった社会システムというか社会的な地位や責務といった「しがらみ」とは無縁なだけに、より「純粋な恋愛」が焦点となると思います。

その辺がウォン・カーワイ監督の狙いではなかったのかな。。。と思います。

この映画を見ていると、途中から少し違和感を感じるのですが、その原因の一つは「レスリー・チャン」が撮影中に離脱してしまったためだと思います。

全体を通してみると、途中から「取り繕っている」ようなところが感じられて、少し残念です。

それでも、「欲望の翼」でプレイボーイ役を好演したレスリー・チャンと、「恋する惑星」をはじめ数々の名作で活躍中のトニー・レオンという配役は「ハマって」います。

先入観を抜きにして、純粋に見ていただきたい恋愛映画の名作の一つだと思いますよ^^

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